不動産売却成功の3つのポイント
家やマンション、土地等の売る場合、売り主が最も重視するポイントはズバリ!
「売却価格」です。
つまり高く売ることですね。
はい、そりゃあたりまえですよね^^
じゃあ、出来るだけ家を高く売るには何に注意すればいいでしょうか?
ポイント(キーワード)は、
- 査定
- 内覧
- 時間
の3つです。
このページでは、不動産を高く売るためのコツを3つのポイントに分けてしっかり解説したいと思います。
みなさんメモの用意はいいですか?(笑)
査定 〜複数の不動産業者に査定を依頼する〜
一番最初のページでも説明したんですが、
最も重要なポイントは複数業者での査定です。
目的は、
・適正な査定価格を引き出すこと
・自分の家を売るのに最適な業者を見つけること
の2つです。
1社だけでは、例えそれが名の知れた大手の不動産業者だとしても
その査定価格が適正かどうかって判断できないですからね。
一括査定サイトに登録している業者は、そのサイト経由で査定依頼が来たことがわかります。
つまり、他の不動産業者にも話が行ってることがわかってるわけです。
その場合、不動産屋は他社と比較されることは理解していますから、いいかげんな査定価格を出すわけにはいきません。
業者なりの根拠を持ったうえで、できるだけ高い査定価格を提示してきます。
根拠というのは、「うちの実績、売却プランならこの価格で売れます」という自信です。
複数の不動産業者に査定してもらうことで、
・査定価格とその根拠
・不動産業者の実力と対応
を見定めることができます。
その結果、
自分の家を売ってもらうのに最適な業者を選ぶことができる
というわけです。
一括査定サイトでは一度に6社ほどの不動産業者に査定を依頼することができます。
この時のポイントは、
- 大手だけでなく、地元密着の中小の不動産屋なども対象に含める
- なるべくたくさんの業者に査定依頼をする
- 納得するまで話を聞く
ということ。
また、なるべくたくさんの業者に依頼をするのがおすすめですが、仮に最初は3社ほどに依頼して話を聞き、「やっぱりもう少しほかの不動産屋の話も聞きたいなぁ」となった場合は、再度査定依頼をして、納得するまで不動産屋選びをするということもできます。
もちろん、最初から多めに査定を依頼し、再度他の不動産屋の話を聞くために査定を依頼するってパターンもOKです^^
利用する一括査定サイトによって、登録されている不動産業者が違うこともありますので、別の査定サイトを利用するのも、選択肢の幅が広がるいい方法ですね^^b
家を高く売れるかどうかは、不動産屋選びが重要なポイントのひとつ。
まずは、一括査定を利用して良い不動産業者を選定しましょう。
>>おすすめの不動産一括査定サイトはこちら
内覧 〜印象を良くする〜
2つ目のポイントは内覧です。
内覧は購入希望者にとってある意味最大のイベントです。
売主側としては、できるだけそのチャンスを逃したくないもの。
内覧時に売主がすべき準備、そして見込み客は内覧でどこを重点的に見るのかについて説明したいと思います。
3S(整理・整頓・清掃)を徹底する
家の印象を良くするには、まずは整理・整頓・清掃です。
家の査定価格や実際の売却価格って何で判断すると思います?
もちろん、物件の存在するエリア、築年数、広さ、間取り等のデータからある程度の目安はでるんですが、最後に効いてくるのは家の見た目の印象です。
簡単に言うと、
きれいで清潔感のある家は高く売れやすいってことです!
人間は感情で動く生き物です。
不動産売却の場合にその感情を動かすのは家の印象なんです。
3S(整理・整頓・清潔)が徹底されてる家は、査定担当者にも購入希望者にも好印象を与えます。
特に、不動産購入希望者にとっては不動産に関する知識が乏しい分、
余計に見た目での印象が購入意欲を大きく左右します。
購入希望者は、家を選ぶ時、購入後の幸せな未来を夢見ています。
そして、この未来のイメージをもっともふくらませる行事、それが「内覧」です。
この内覧次第で、家が早期に売れるかどうかが決まると思っても過言ではありません。
例えばあなたが買主だとした場合、、
玄関を開けて中に入った途端、目につくのは散らかった靴、ホコリの溜まった廊下、洗面所やお風呂には髪の毛が、、、リビングは散らかり放題・・・
散らかったリビングのソファ
↓ ↓
そんな家には全く魅力を感じないですよね。
是非、事前に家を徹底的に綺麗にして下さい。
徹底的に!ですよ^^b
3Sのポイントは?
では、その3S(整理・整頓・清潔)のポイントをもう少し詳しく解説します。
内覧に来た見込み客が重視する場所は以下のとおり。
内覧で一番最初に入るのはもちろん玄関ですね。
玄関は家の顔です。
入った瞬間の玄関のイメージは家の印象を大きく左右するので気を付けたいポイントです。
散らかった靴は問題外、靴はできるだけ下駄箱にしまってすっきり見せるのはもちろん、掃き掃除、拭き掃除等をして綺麗にして下さい。
また、玄関の中だけでなく、外も重要です。
扉前に段ボール箱や壊れた廃棄物が置いてある場合は、事前に処分しておきましょう。
くもの巣や目立つ汚れなんかも取っておくといいですね^^
玄関の次に行く場所はリビングです。
日々の生活で最も長い時間を過ごすのはリビング。
内覧者はまずここを見てイメージを膨らませます。
雑誌やごみが散らかってないか、テーブルや棚の上にホコリは無いか?等、しっかり事前にチェックしておいてください。
一番重視するのは、キッチン、風呂、トイレ等の水周りです。
汚れやすく目につきやすい個所ですね。
水周りが綺麗な家は、その他の箇所も綺麗に使ってる場合が多いです。
これ実際に事実です。
購入希望者に案内する際も、お風呂とかが綺麗だと不動産屋の担当者もアピールしやすいんですよね。
不動産屋がアピールしやすい状況を作り上げる、、
これも売主側の役目ですよ^^
また、マンションの場合はバルコニーもチェックされる場所の一つ。
マンションのリビングはバルコニーと一続きになっている場合が殆どなのでしっかりと掃除しておきましょう。
3Sのポイントは、「玄関、リビング、水周り」です。
不動産売却のプロが教える内覧対策5つのコツ
と、ここまでは家を綺麗にするポイントをお伝えしましたが、
プロの不動産屋として、家を高く売るために、更に家の印象を良くするコツをあわせてお伝えします。
ポイントは、匂い・明るさ・雰囲気づくりです。
天候にもよりますが、すべての窓は全開にしましょう。
家って、住んでる人にはわかりませんが、独特の「空気感」と「におい」というものがあります。内覧で初めて家に入る人にとっては入った瞬間にそのにおいに気づくものです。
また、においだけでなく、空気がこもっていると気分的にも身構える感じになります。
空気が流れることにより解放感も格段に改善しますので、風を通して見込み客を良い環境で迎える準備をしましょう。
訪問前に家にある電気を全てつけて下さい。
明るい家は気分も明るくなります。
明るいだけで人はテンションが上がり、その場所にも心を惹かれたりするものです。
太陽の光が入りやすいように、カーテンを開けておくのもポイントです。
もし日当たりのいい家出したら、最初は電気をつけておいて、途中で消し、「日当たりのよさと明るさ」をアピールするのも良い方法です^^
これは実際に購入希望者の方からよく聞く話なんですが、内覧時に男性(特に年配の方)がいると気を使うそうです。
できるだけご主人には外出してもらうなどして、リラックスして家を見てもらいましょう。
子供がいる場合は、一緒に出掛けてもらうと尚良いですね。
スリッパは普段使う人と使わない人がいますが、内覧に来られる方がどっちかはわかりません。
普段使う人の場合は、そのまま上がるのは抵抗があるもの。
それに、綺麗なスリッパがあった方がなんとなくイメージも良いものです。
できるだけ新品でキレイなスリッパを用意しておきましょう。
買主側も家の情報はいろいろ知りたいものです。
不動産屋が話すよりも、実際に家を使ってる人の話の方が詳しいし、説得力もあります。
家の使い勝手、設備、収納、交通の便や近隣の環境など、良い点はさりげなく話すといいです。
注意点としては、あまりにガツガツとアピールし過ぎてしてはいけない、ということ。
そうなると、買主側にも「売りたい気持ち満々」なところがバレてしまい、逆に買いたたかれてしまう可能性もあります。
ここでのコツは、自分の意見というよりも、
「友達から○○がいいね、ってよく言われるんですよね」と、第三者的な意見として伝えると、押しつけがましくなくて印象が良いです。
清潔感のある恰好がベストです!
家の印象だけでなく、売主の印象も大事です。
買う側も、しっかりと売主の「人となり」を見ています。
買うならできるだけ身なりもしっかりとした清潔感のある人から買いたいと思うもの。
自分の家だからと、あまりにもラフな格好で出迎えるのはNGです。
内覧の案内の日には、できるだけ清潔感のある服や派手すぎない服を切るなどして、買主側にへんな印象をもたれないよう、身だしなみにも注意しましょう。
逆に、例えばですが、デザイン関係やファッション関係のお仕事をされているなど、お洒落感を演出できるようなケースでは、ちょっとしゃれた格好で出迎えるのもイメージアップに繋がる場合もあります。
そのあたりはケースバイケースで対応しましょう^^
時間 〜時間をかける〜
3つ目のポイントは時間です。
基本的に良い家は当たり前ですが早く売れます。
良い家っていうのは、
・人気エリアにある
・駅チカ
・築年数が浅い(家が新しい)
などの条件を満たす物件ですね。
こういった家の場合は、そこそこの価格でも買い手が付きやすいもの。
でも、実際はこんな条件の物件というものは少ないですよね。
そういった場合は、なかなか早期に売るのは難しくなってきます。
といっても、要は需要と供給、物件の価値と価格のバランスです。
簡単に言ってしまえば、
安くすれば早く売れるけど、価値以上の価格にすると時間かかる!
ということです。
不動産売却はオークションのようなもの
実際、家売るマンのところにも、
「できるだけ早く、且つ高く売りたい」
って問い合わせや要望も良くありましたが、この質問に対する答えは、
「難しい」
です。。
不動産というものは、他の商品と違ってこの世に同じものが一つとありません。
その価格でも家そのものを気に入ってくれる、たった一人の買主を見つけることが高く売却する秘訣なんですが、いくら広告や宣伝活動をしっかりやったとしても、なかなかその一人にめぐり会うのは大変なことです。
ですので、早く売るということは、たった一人を見つけるよりも、多くの人が「買いたい」「買える」と思う価格を付ける必要があるわけです。
つまり、安くする必要があるというわけですね。
不動産の売却というのは、例えるなら公開市場でのオークションのようなものです。
早く売りたいならだれもが買う値段設定をする必要があるのです。
逆に高く売るということは、そのたった一人が見つかるまで待つことになるため、その分時間がかかるということになります。
時間をかければいろんな戦略を立てられる
また、家を売る場合、
その人の置かれた状況によって売却期限は変わってきます。
例えば、急な転勤が決まったとか、既に新居の購入予定(買い替え)があって、●月までには売らないといけない、、とかですね。
こういった場合は、
「ある程度価格を妥協して売りに出す」とか、「早めに値下げする」などの対応もしていく必要があります。
逆に、少し時間をかける余裕があるなら、
少し高めの価格設定にして、様子を見ながら必要に応じて売却価格を調整していく、などいろんな戦略を立てるということもできるわけです。
また、買い替えの場合でも、売却と購入の同時進行ではなくて、売却を先行するとか、できるだけ早く売却活動をスタートする、というのも対策のひとつです。
ということで、3つ目のポイントのまとめです。
・高く売りたいなら時間をかける
・時間をからけれない場合は、出来るだけ早く売却活動をスタートする
・買い替えの場合は売却を先行する
です^^
不動産(家・マンション)を高く売る方法のまとめ
最後にポイントだけまとめておきますね。
家を高く売る3つのポイント
1)査定 複数の不動産業者に査定を依頼する
2)内覧 家の印象を良く見せる
3)時間 高く売りたいならできるだけ時間をかける
さてさて、家をできるだけ高く売るための方法を、不動産売却のプロの視点からのアドバイスも含めて説明してきましたが、どうでしたでしょうか?
キーワードでもある、
・査定
・内覧
・時間
の3つのポイントを意識して、家の売却活動を進めて行きましょう^^